2020/8/24にAdobe XDがver32.0.22へアップデートされました。
公式のAdobeリリース情報を元に何が追加され改善されているかを整理します。
アップデート内容(Ver32.0.22)
- マルチフローの追加
- キーボードショートカットの追加(モード切替)
- Adobe XDからSlackへ投稿するプラグインの紹介
今回メインのアップデートとしては「マルチフローの追加」となります。
Adobe公式には他にプラグインの紹介や統合強化の案内もありますが、一般的に重要だと思うものに厳選し一部紹介を省きます。
マルチフローの追加
今回の目玉アップデートです。
Adobeの公式サイトでその内容を確認していたのですが、申し訳ないですが説明がかなりわかりずらい....。
この機能はとても便利で今までの作業改善も図れる重要なものでしたので、私がわかりやすく説明します。
マルチフローとは何か。
Adobe XDで相手への確認の為、デザイン後のプロトタイプを作る時に
例えばWebサイトでは、
- PC(パソコン)
- SP(スマートフォン)
- TB(タブレット)
など、必要に応じてそれぞれレイアウトします。
そしてこれらは今までのバージョンのXDではそれぞれ管理が別々にしなければならず、編集や再共有などとても手間がかかるものでした。
これらが1つのドキュメントのプロトタイプ上でそれぞれグループを作ることができ、更に全てまとめて管理、編集、共有できるようになりました。
これがマルチフローです。
これにより同じ物をコピーし直して更新したり、ファイルをいくつかに分けたりする必要が無くなります。
厳密には使い方によって様々な解釈はありますが、分かりやすく説明するための事例として今回挙げています。
他に例えば、デザインのパターン出しで分けたり、資料の冒頭箇所を相手によって分けたい時などにも活用できます。
付随効果としてプロトタイプ上でフローでバリエーション出したい時、変えたい箇所のみコピーするだけで残りのフローは継続された状態になります。
ただし途中からフローを変えたい場合は全てコピーしなければならないのは今までと同じです。
キーボードショートカットの追加(モード切替)
デザイン、プロトタイプ、共有モードの切り替えがショートカットで出来るようになりました。
mac:Option+1
mac:Option+2
mac:Option+3
Adobe XDからSlackへ投稿するプラグインの紹介
Adobe XDからSlackへデザインのリンクやファイルなどの共有を投稿することできます。
投稿したいものを選択し、投稿先のチャンネルまたはダイレクトメッセージを選択します。
メッセージを作成するまでのすべてが、Adobe XDのプラグインパネル内で完結します。
Slack for XDプラグインは無料で、下記よりダウンロードできます。
>Slack for XD plugin
さいごに
マルチフローはかなり優秀ですね!
最初からあってもよかったレベルだとは思いますが今まで無くてもなんとか使えてたのはユーザー側が試行錯誤していたんだなと思いました。
これにより1つのファイルでとてもすべてが管理できるようになりました。
場合によっては2つのファイルに分けていた方もいるでしょう。
日々使いやすくなっていくXDはこの後も楽しみですし素晴らしいです。